ねこのヘンリーは、おとうさんと男の子が、ヨットに、いろいろなものを積み込むのをじっと見ていました。猫は、水が嫌いだし、ヨットに乗ってきて邪魔をされてもなと話をしているのをききながら、ヨットに乗りたくて、たまりませんでした。
そして、みんなのすきを見て、飛び乗ったのです。
なんて賢いねこなんでしょう。邪魔者扱いされていたのに、驚くような働きをしたのです。まさか、こんなことできないだろうなと思ったのですが、その描き方があまりにもリアルで、まるで記録映画を観ているような気持ちになりました。
自然の恐ろしさを感じながら、親子の愛、家族愛を充分感じることができます。そして、細かいところまで、忠実に描かれた絵にも注目してください。