小さい子向けおはなし会用にセレクト。
松谷みよ子さんの「あかちゃんのおいしい本」です。
きゅうりさんが散歩の途中、川を流れる靴を見つけ、お船のようにするのです。
そこへ、とまとさんやたまごさんも同乗し、というストーリー。
すいすい ちゃぷちゃぷ、という擬音が、とても心地良いです。
後半は、きゅうりさんととまとさんが自分で泳ぎだし、さながら競泳の様相です。
きゅうりさん、とまとさん、たまごさん、造形は顔もなく、そのままの形状の描写。
でも、軽快な文章で、まさしく、きゅうりさん、とまとさん、たまごさんです。
身近な食べ物が、お友達に見えてくる、そんなことを体感できそうですね。