モンゴルの昔話というとすぐに浮かぶのが『スーホの白い馬』です。
それ以外には知らなかったので、とても興味がありました。
「ラクダとネズミの争い」が、ちょうど十二支のはじまりにあたるお話で、日本では猫にあたるものがラクダであるところに土地柄を感じました。
15話収録されていますが、この中で一番胸に迫って来るものがあったのは「石になった狩人」です。
自己犠牲とも言えるお話で、とても印象に残りました。
「ネズミのむこさがし」は日本にも同類のお話があるので、日本との近さを感じました。
昔話自体に力があるので、話を聞く子どももとてもよく聞いてくれます。
読み聞かせに耳を傾けてくれる時代に、たくさん読み聞かせしておきたいシリーズです。