『せんせい、あのね』は、ちょっと特別な絵本。約40年前に神戸で始まったプロジェクト「あのね帳」から、子どもたちの日記を集めた一冊です。この日記集は、子どもたちがどんなことを考え、何に笑い、何に感動しているのかをリアルに感じられるから面白いんです。
ヨシタケシンスケさんのイラストがそれぞれの日記に生命を吹き込んでいて、子どもたちの生の声が直接聞こえてくるよう。時には笑ったり、じーんときたりする話がギュッと詰まっています。小さなことで思いがけない深い洞察を見せる子どもたちの言葉には、たくさんの驚きと発見があります。
読んでいると、自分の子ども時代を思い出すかも?「せんせい、あのね」で始まる日記が、どれもこれも宝物のような言葉たち。家族で読んだり、友達と共有したりするのにピッタリです。大人も子どもも、この絵本で一緒に楽しんで、子どもたちの素直な世界に触れてみてください。『せんせい、あのね』は、日常の小さな出来事が織り成す大きな物語を楽しむための、ほっこりする一冊です。