アフガニスタンのパグマンという村にサーカスがやってきました。ヤモは学校から帰ってからサーカスに行きたいという気持ちを抑えて畑仕事のお手伝いをします。ミラードのお父さんは戦争に行っていてひとりぼっちでお父さんの残した笛をきれいにふいています。村の生活が素朴な絵で表現されています。
サーカスでの村人たちの楽しんでいる様子が描かれます。友達のミラードはサーカスの中で楽隊と一緒になって演奏し、村人たちから拍手喝采をあびます。
翌日、ミラードはサーカスの一員として旅だっていきます。
それで、この話は終わりではありません。悲しい結末を迎えます。戦争でこの村は焼かれ、そこに住んでいた人たちは村を去っていきます。
その結末は最後のたったの1ページに書かれています。最後の1ページでずしりと心に重たい鉛が入り込んでしまいます。