去年の末、バンクーバーに歴史的な大嵐が来て
街の自慢だったスタンレーパークの木々たちは
見事なまでに根こそぎやられてしまいました。
大人の目線でいくともちろん被害が第1に頭をよぎります。
でもこの絵本のように誰にも被害がなく
こんな大きな1本の木が家の前に横たわっていたら
子供はやっぱりワクワクするかも。
だってなかなかできない体験ですもん。
男の子兄弟が繰り広げる想像の世界はジャングル、海、宇宙と
とどまることを知らず楽しいものに。
この兄弟と一緒に行動を共にする猫が又面白くて
娘はこの猫の一つ一つの表情や行動を追っていました。
するする、こんな姿〜なんて(我が家にも猫がいるもので)。
それと木のてっぺんの部分の葉の茂みの中で
入り込んで牛乳パックを飲んでいるページ、
葉の影が見事に描かれていて立体感溢れています。