今、レオレオニブームが私の中に起こっています。
で
手に取ったわけですが、
読み始めて「あれあれあれ・・」と
いつものちょっとした引っ掛かりが何もなく、
スルスルスルと読めてしまう文体。
表紙をあらためると・・谷川俊太郎さんの訳ではありませんでした。
とっても読みやすくて、
そして・・・正直、あんまり心に残りません。
お話は、幸せの王子の鳥単独バージョンみたいな感じで進むんですが、
金色の羽を渡してしまうところなんか、
なんでこんなに事務的な感じがするんでしょうか。
レオレオニのお話って、ちょっと深くて、
だから、そう多くない文章の中にも含みがいっぱいあってってイメージが
私の中にあったんですが・・。
最後、主人公の鳥が感じた言葉は
取りようによっては、自分を責めているようにも感じられました。