このお話しが強制収容所で実際にあった事だと頭ではわかっていても、読んでいくうちに、こんな事あり得ない!と否定してしまいたくなるほど、ひどく残酷なものでした。戦争を体験していない私でさえも、怒りや悲しみ、悔しさが込み上げて来て胸が苦しくなりました。そして、今、家族みんなで平和に暮らしていける事を心から感謝しました。
前半は字数が多く、後半はイラストに少し言葉をつけてある程度です。イラストは我が子への愛情が感じられる物ばかりです。でも、私が今まで読んだ中では一番悲しい衝撃の強い本でした。
子供に読み聞かせてはいませんが、子供が自分で読んでみようと思えるようになったら読んでみてほしいです。