こどものともの傑作集掲載作品なのですが、正直言って理解できませんでした。
ささきまきさんの作品は、「なぞなぞライオン」「ぶたのたね」などで我家で大人気なのですが、この作品は趣が全く異なります。
黒一色で描かれたひとりぽっちのおおかみが、仲間を探してうろついているシーンから始まります。
他の動物達を見ては、「け」の一言。
結局、1人で生きていくことを享受していこうと終わるのですが、飛んでいく気球が象徴的です。
対象年齢3才〜小学校初級向きの設定という触書なのですが、子供向きとは言えない作品だと思います。
かといって、大人向きと言えるかも疑問です。
評価の分かれる作品ですが、私は読み聞かせという観点が第一なので、厳しい評価せざるを得ませんでした。