次女が「こんにちはおてがみです」で「け」だけの手紙を見て、非常に疑問に思ったようです。ということで、この本を借りて読んでみることにしました。
お望みどおり、「け」が書いてあり、それを見つけて満足だったようです。
しかし、私はこの本の本当の深さがちょっと分からなかったです。子供に意味を説明してくれと言われなかったから良かったものの、どう解釈していいか分からないです。
オオカミは仲間を探しに旅にでますが、自分の姿を見るとなんとなくみんなが去っていってしまいます。そんなとき「け」というのですが、「けっ!(ちぇっ)」って感じなのでしょうか?
結局オオカミは仲間に出会えず、自分はひとりで生きていく決心をする(一匹狼かしら?)哀愁漂う一冊です。
オオカミは真っ黒で描かれていて表情は見えず、ちょっと寂しさを感じた本ですが個人的にはなんとなく好きです。