小さな男の子が主人公。
ひょんなことから見つけた箱のなかには、なんとサンタさんの姿が!
このページを読んだとき、私は大人ですので「もしかしてこの子がサンタさんを知らぬ間に閉じ込めちゃうのか??」なーんてうがった考えをしてしまいましたが・・・
ぜんぜん違いました(笑)
子どもって、不思議なことでも、そのまままるごと受け入れる力があるんですよね。
なぜこの箱の中にサンタさんが見えるのか。
それが現在のサンタさんの様子だとわかるのか。
そんな疑問を抱くことなく、素直に受け入れるんですね。
箱をあけるたびに、シチュエーションが変わっています。
出発前、ちょうどソリにのって出発するところ、見知らぬ町の上を飛んでいるところ・・・
12月24日は、子ども達にとってはどきどきの一日ですよね。
いつサンタさんが来てくれるのか。
出来ることなら、起きて待っていたいけどそうもいかない。
でもちゃんとうちまで来てくれるのか心配・・・
これはそんな子ども心を安心させてくれる、ほんとうに不思議な箱なんです。
サンタさんを信じている子どもの気持ちに寄り添う、かわいらしいクリスマス絵本です。