子どもとの読み聞かせは、いつも幸せな時間だと思っていましたが、この絵本は私たち親子にとって格別でした。
11月に季節ものとして何気なく図書館で借りて読んでみたところ、息子の食いつきはすごいものでした。これまでイラストやお話でなんとなく思い描いていたサンタクロースがくっきりと彼の前に姿を現した瞬間だったように思います。
絵本のラストで男の子がサンタさんにプレゼントをもらえたときの、息子の嬉しそうな顔。目をキラキラさせてサンタさんの存在、ふしぎなはこを信じてクリスマスを待っている姿に、夢があるっていいな、子どもって素敵だなと心から思えました。この感動はファンタジーと現実の境界があいまいなこの年齢ならではだと思います、「今、この時」に、ふしぎなはこに出会えたことは私たち親子にとって本当に幸せなことでした。
親子でクリスマスが待ち遠しくなることが確実なこの絵本!
この感激を忘れずにとっておきたくて、すぐに購入を決めました。できればファンタジーの世界にどっぷりはまれる3歳〜5歳くらいのお子さんと、寝る前にお布団でゆっくりと読んでみて欲しいです。