ウィリアム・スタイグのまだ読んでいない本ということで、息子と楽しみに読みました。
いきなり夫婦喧嘩の場面から始まったので、私の方が身につまされる思いがしました。
スタイグ作品すべてに感じることですが、流れているのは確かな家族愛です。
この絵本でもケレーブとケープがお互いを思い合う優しさや思いやりを感じました。変わっていくものの中で、人間のあり方、愛情の深さは変わらず持ちつづけていたいし、大切なことだと改めて思いました。
ケレーブが魔女によって犬に変身させられてしまうところで、やっぱりスタイグ作品と思いながらも、どんな展開になっていくかにドキドキハラハラしました。
絵本でありながらも読み応えがあります。