ごきげんななめのてんとうむしが、自分より大きい、強いけんか相手を求めて飛んでいくというお話です。
強がってみたけれど、自分の力の限界を知るというてんとうむしの気持は、子供もきっといろんな場面で感じていることでしょう。そんな時この絵本を読むときっとホッとすると思います。
ページの隅に、時計があり、それに合わせて太陽が移動していった、喧嘩の相手が大きくなるにつれて、文字も大きくなったり…。
子供にはあえて言わずに読んで、いつ気付くかな?と楽しんでみたり。けんかの相手が大きくなるにつれて、小さく描かれるてんとうむしを探すのも楽しいですよ。
エリックカールさんの美しい絵も素敵です。テントウムシの赤が際立っています。