表紙の、欧米らしい3頭身(つまり胴部分も丸くなっている)の雪だるまのかわいさに惹かれて、子どもへのクリスマスプレゼントに買いました。
作者はドイツ、イラストはチェコの方のようですね。
他の方のレビューにもありますが、自分の体の素敵なパーツをかわいそうな動物たちにあげていくのは、「幸福の王子」を思い出しました。
そして、雪だるまが溶けたあとに白い花が咲くのは、 石鍋芙佐子さんの「はるのゆきだるま」を思い出しました。
それらの本を読んだときと同じような、少し淋しいけれど、でも優しさを感じられてどこかあたたかい、そんな後味の本でした。
自分が淋しい思いをしても、誰かを助けてあげたい、そんな心を子どもに伝えるのにオススメの本です。