つみきのいえというタイトルから、テレビなどで見聞きはしていましたので、きっと子供向けの絵本だと思い、図書館で子どものためにはじめは借りました。
ところが、子どもに読む前に自分で読んでみようとページを開けると、美しい絵のなかに老人が一人…読めば読むほど子供向けではない?と感じました。
老人の奥さんや家族との思いでのたくさんつまった家。事情があってどんどん建てていかなければならない家。過去を振り返り奥さんの事を思っての老人のつぶやきが、とても魅力的で奥さんがとても羨ましくなりました。と同時に泣けてきてしまいました。
私がもし、主人よりも先に逝ってしまったらこんな風に思ってもらえるのだろうか???
読んだ後に、この本をずっと手元に置いておきたくなる感覚になりました。何度でも読みたい大人の絵本です。