自分に購入した絵本です。
世間で有名になったアニメーションを見る機会はなかったのですが
絵本があることを知り、手に取りました。
やはりいいので、買ってしまいました。
水がどんどん増幅している場所に住むおじいさんが一人。
何度も家をつみきのように積み上げて作り、そこに住み続けています。
家の下、水の中にある、
過去のたくさんの自分の家、物語。
ふとしたことで家ごと、
それを見返すことになります。
この家のときはこうだった。
物語にも絵にも優しい気持ちが溢れていて
悲しいようで悲しくない。
切ないけれど、前を向くストーリーに
心が洗われるような気分になります。
きっと歳を重ねるごとに
読む際に自分にも思い起こすシーンや感情が増えて
感慨深くなってしまう絵本だろうと思います。