雪が降って寒い山の中で道に迷います。
なんとか大きな木のドアにたどりつきます。
心も体も凍ってしまいそうな世界から、
まずはろうそくの火をつけて、生きていることを実感します。
だんろはでは、マキがぱちぱちと燃えていろいろな動物が暖まって寝ています。
うさぎがじっと火をみつめながら言う言葉
「つかれたら やすめばいいんだ、
むりしないで じっと してれば げんきに なるさ」
すごい深くてあたたかくて、ドキッとさせられる言葉だと思いました。
また
「ぼく ここが すきだよ」
に対して
「すきに なるのが いちばんさ。
すきに なる きもちが あれば どこででも だいじょうぶ。
すきな ことが あれば どんな ときでも だいじょうぶ」
最後わかれるところで
「きみが すきだよ」
と心に響く終わり方です。
絵も文字も最高に素敵な作品です。
いつでも何度でも読みたいから即買おうと思いました。