この情報の氾濫している時代、子供達はいったいいつまでサンタクロースを信じてくれるかなぁと思うことがあります。いつまでも、まっすぐに信じていて欲しいなと思うのは何処のお父さんお母さんも一緒ではないかしら? でも、子供達が「サンタクロース」に疑問をもったとき、最初に聞かれるのは、やっぱり、お父さん、お母さんかな? そんなとき、どう答えたらいいのかしら? 夢をこわさないように、うまく答えられるかな? この本では、本当にさりげなく、お父さん、お母さんがその問いに答えていきます。「こないおうちがあるのはなぜ?」の問いの優しい答えに、こういう風に答えてあげたいなぁと素直に思いました。サンタクロースの正体がお父さんお母さんだとわかってしまっても、この本を読んだ子供達は、きっと、がっかり・・ではなくて、お父さんお母さんのサンタクロースにかわるやさしい心をわかってくれるんじゃないかな。サンタクロースを信じてやまないお子様方、疑問を感じ始めたお子様方だけでなく、大人の方にもおすすめしたい本です。