「やってくる やってくる」という題名と綺麗な緑色に可愛らしいカタツムリやカエル、そしてなめくじといった雨の日のいきものたちの絵に惹かれて買いました。途中、三匹がそれぞれに雨の音を言葉で表す箇所があるのですが、子どもは一度読むともう、次には一緒に雨の音を
そらで言っていました。普通嫌われ者のなめくじですが、あまりに愛らしく描いてあるために
なめくじを殺せなくなってしまいました。この本を読むと雨の日が待ち遠しくなります。静かな時間を無くし感性が鈍くなってしまったことを感じ、小さな瞬間に目を向けなくてはと思わえる絵本でした。心がほっとしました。