表紙と、題名を見て、
これはきっと、登場人物たちが、少々まずいことに目をつぶってでも、
「大丈夫大丈夫」と言いつつ、むりやり冒険や旅を繰り広げ最後にツケが回ってくる話に違いない、と思い、
図書館で借りてきました。
こういった話って、底抜けに明るく、ゲラゲラ笑える話のような気がするので。
この予想は半分あたりで、半分はずれ。
「困ったこと」に目をつぶって、途中まで、「大丈夫」と安請け合いをするところはあっていますが、最後のところは違います。
そして、「ゲラゲラ笑える話」ではありませんでした。
なんでも作れてしまう、便利なスーパーマシンを作っている最中のアルバートとヘンリー。
ところがこのマシンからは、いろいろな品物が出てくる以外に、「おせんぶっしつ」が出てきます。
これがまあなんと、見るからに体に有害そう!
また、母としては「汚染物質」なんて、なんて固い響きだろう、と思ったのですが、
逆に、子供にとっては、これが強烈に印象に刻まれたようです。
環境問題を考えるのは、幼い子供には少し無理があるかもしれませんが、
この絵本は、子供にも分かりやすく出来ていますので、ぜひおすすめです。