娘が気になったようで、夏だというのに図書館で借りてきたお正月絵本。
まさに、一般的な「日本のお正月風景」が描かれています。
茶の間、こたつ、お正月飾り、お風呂、畳、布団、神社に夜店…
でも、ただ普通のお正月風景というだけでなく、お重箱の中のおせちが擬人化されて、その中で繰り広げられる生活があるのも、おもしろい目線だなぁと思いました。
たたきごぼうじいちゃんの、「おふろはあついのにかぎるのう」というセリフや、初詣中にうっかりイクラを落としてしまった軍艦巻きが、卵の握り寿司に拾ってもらったりしている場面なんて、ちょっとクスッと笑ってしまいます。
日本のお正月文化を感じたり、語彙を増やすのにはもってこいの絵本です。
「じゅうばこ」「じょやのかね」「はつもうで」「けいだい」「はいでん」なんて、海外で生活していたら、なかなか使う機会はないですからね。
おせち料理の種類や、その由来が書いてあるのも、親子共々勉強になりますよ!
とてもカラフルで、かわいらしいタッチで描かれた挿絵も大変気に入りました。購入して手元に置いておきたいなぁ。