「サトはばあやんのこ」と一生懸命にサトに愛情をかけるやまんばがとても可哀そうに思えました。やまんばがサトをさらったのも、自分を疑う弥平のおっかあの言葉にありました。サトを両親の元に返そうと決心をした時に事故は起こりました。「サトが、おばあさがして泣きじゃくりあっちの藪をがっさがさ こっちの木から すってんてん」とふくろうの歌を聞いてると涙が止まりませんでした。やまんばが恋しくて探し回っていたと思うとサトもやまんばも可哀そうで切なくなります。サトの後を追い、村を救ったやまんばのサトへの愛情の深さにとても感動しました。サトがとても可愛く画かれていて抱きしめたくなりました。