パキっとした鮮明な切り絵。表紙のフクロウの愛嬌にまず惚れました。
太陽が寝坊してしまい、何日も夜が続いていた。おひさまは山の向こうに住んでいると聞き、飛ぶことのできる鳥たちがおひさまを起こしに向かったのです。
でも飛べない鳥、にわとりは置いてきぼり。でもにわとりは、自分にできる最善を尽くします。そして先頭を飛んでいたフクロウは…。
にわとりがなぜ朝鳴くのか、フクロウはなぜ夜行性なのか、大人でも「なるほどねぇ」と納得させられる、身のある一冊です。
日本民話なのですが、堅苦しくなく、難しくなく、4歳くらいからは無理なく理解できるお話だと思いますよ♪