「あたい、やろうとさえすれば、なんだって できるのよ。」というのが口癖のロッタちゃん。小さいけれどとてもできない頼もしい女の子です。
子どもの頃「長靴下のピッピ」が大好きでした。女の子がとても強いこと、それは女の子にとって憧れでもあります。
お兄ちゃんにいじわるなことを言われても、めげるどころか言い返すところが、小さい子どもにとってはとても胸がすく場面だと思います。息子もロッタちゃんに年が近いせいか、長い話なのに、とても興味を持って聞いていました。
ゴミ袋とパンの袋を持ってゴミ捨てに、間違えないかとハラハラする場面もあって、読み物としても楽しませてくれます。
お父さんが苦労しても見つからなかったもみの木を、ロッタちゃんがなぜか調達できてしまいます。
調達方法がおもしろいので、ぜひ読んでみてください。やろうと思ったことは何でもやってしまう行動派の女の子。読むと元気が出てくる本だと思います。クリスマスのお話ですが、季節を問わず楽しめる内容だと思います。