文句なしに楽しい作品だと思います。
幼稚園の先生が実体験をもとに書かれた本だそうで、園児の賑やかな様子がよく現われています。
特に想像した「おおきなおおきなおいも」が、1ページに書ききれなくて、何枚にもわたって描かれているところ、感動しました。
この位の時期の子供が側にいると、こんな風に描いてしまう気持ち、とってもよく分かります。
先生がおいもを見て、両手を上げ、尻餅をついているところもありえそう。
子供たちの想像力は、大きいおいもを掘っただけではとどまらず、プールに浮かべて船にしてみるんだ。とか、いろいろな飾りをつけて、「いもざうるす」って名前の恐竜にしてみたりとか。
それから、先生が聞きます。
「いっぱいあそんで
それからどうするの?」
「おなかがすいたから
たべちゃうの」
それはそれは大きなおいもを、子供達がいろんなお料理にして、ぜーんぶ食べてしまいます。
うちの子供が一番気に入ったのは、この後のシーン。
パンパンになったお腹からガスが出て、みんなが飛び上がっていくところ。
おならで空が飛べたら、本当に楽しいでしょうね。
想像してみて下さい。ね、おいもが食べたくなったでしょう?