これが馬場のぼるさんの遺作です。
闘病生活を送りながらこの絵本を書き上げたという馬場さん、読みながらいろいろなことを考えてしまいました。
馬場さんが亡くなられてから産まれた息子も、馬場さんの絵本が大好きです。
ぶどう畑のアオさんは11ぴきのねこよりも字が多く、若干対象年齢が上かも知れませんが、それでも4歳の息子はちゃんと聞いてくれました。
とても気に入っています。
しかし、作者の意図とは違い、池にオオカミを落としたアオさんは悪い、と息子はとってしまいました。
私がアオさんのフォローをするのですが、でも落とすのはいけないこと、と言われ、それ以上は言えませんでした。
それと、とても気に入って毎日読んで、と言われ、嬉しい悲鳴を上げているのですが、途中で「ばか」とか「うるさい」というセリフがあり、今までそんなことを言わなかった息子が口にするようになったのが少しショックでした。