贅沢のし過ぎでどんなものにも飽きてしまった大王が、労働の楽しさ、大切さに気付いていく物語です。
家来たちは世界一周のたびに大王を連れて行きます。のどのなる旨いもの探しです。そして、家来たちは大王の気持ちならばどのような処分も受けて立つ忠誠心を持ち合わせておりました。
そんな旅の途中で出会った若者が緑ヶ島を教えてくれました。長旅で疲れた大王が小麦畑を見て小鼻をひくひくさせる場面は、テンポの良さに引き込まれてしまいます。
最後に「あーうまかった」と笑うまでに大王と家来たちは大きく変わります。どんなに変わるのか、皆さんもどうぞお読み下さい。