双子の星、チュンセ童子、ポウセ童子のエピソード。
宮澤賢治さんの天文の知識から紡がれたストーリー。
作詞作曲の星めぐりの歌がしっかりと入っているのが嬉しいです。
双子は星座ゆかりのからすやさそり、くじら、うみへびなど、に
だまされたり、けんかに巻き込まれたり、助けられたりしながら、
王宮の任務に誠実に生きている姿が清々しいです。
平澤朋子さんの絵は、ブルーを基調とした夜空の世界を、
静謐に造形。
童子たちが本当にキュートな存在感で、澄んだ心模様を体現しているようです。
宮澤賢治さんの奥深い物語世界をイメージするサポートとしてもよさそうです。