嵐の夜に雨宿りに入った小屋で出会った
オオカミとヤギのお話です。
真っ暗な小屋の中でお互いの正体も知らず、
会話を続け、お互いの心の距離を縮めていきます。
映画にもなった有名なお話ですが、
映画も見ておらず、絵本も読んであげたことがありませんでした。
図書館で借りてきて寝る前に読んだのですが、
子どもの食いつきがすごく良かったです!!
途中にお互いの正体が分かりそうな場面が所々にあるのです。
黙って、ドキドキしながら『どうなる?どうなる?』と
先を気にしている様子が伝わってきました。
お話が終わった時、
「ヤギ食べられちゃうよね!!」
「でも合言葉があるから仲良くなるかもよ〜」
と兄弟でお話の先を想像しあれこれ話していました。
あまりにお話しに入り込みすぎて、眠気もふっとんでしまった感じでした。
1冊だけではなくシリーズが出ていることを伝えると
「どうして、続きを借りてこなかったのっ!」と子どもに怒られちゃいました。
近いうちに続きを読むことになりそうです。
でも一冊だけでもとっても楽しめるお話しですよ。
映画は可愛らしいアニメのようですが、
絵本のひっかき絵風に描かれている闇の中の二人が
お話を受け取るだけじゃなく、より想像を膨らませてくれて、
子どもたちがそれぞれの頭の中で、真っ暗闇の中で雨宿りをしている場面を作り出しているような気さえしました。
映画を観る前に絵本を読むことができて私は良かったな思いました。