けいこは、公園からの帰り道、近道しようとしたお兄ちゃんの後を追って、生垣をくぐった途端、見たこともない大きな森の中に迷い込んでしまうんですね。
そこで出逢ったのが、木の枝のような男の子、名前は「もりのかくれんぼう」
そこで、動物達を交えて、みんなでかくれんぼをすることになるのだけれど...
ここからがほんとに楽しい。黄色い森の中に、クマや鹿、ふくろう、たぬき、きつねなどが隠れるんだけど、木の葉の色や木の色と同調して、最初はわからないんですね。
うちの子供たちは、「あ、ここにいた。」「あ、これもそう?」と、うれしそうに探します。
こっちも最初はわからなくて、真剣に探してしまいました(^^ゞ
林明子さんの絵が実に見事です。
このページ以降は、どのページを見ても、どこかに何かが隠れているんじゃないかっていうわくわくした気持ちになる。
そして、あらためて表紙の絵をよく見てみると、実は、表紙の絵の中にも、そして、裏表紙の絵の中にも、ちゃ〜んと「もりのかくれんぼう」がいるのです。
ちょっと文章は多めの絵本だけど、うちは、7歳の娘も4歳の息子も、とても気にいっている絵本です。