むかしむかし、うんと欲張りの男がひとりで住んでいた。
「おらも女房がほしいなあ。よっく働いて、飯を食わない女房がほしいもんだ。」
と言ったそうだ。
すると、美しい娘がやってきて、
「おらは飯を食わないおなごだ。飯は、ちょっとも食わないで、うんと働くから、あんたの女房にしてくんろ。」
さてさて、このおなごの正体とは…
全体的に、色調の暗い絵が、お話の恐ろしさを大きくして、幼稚園の子どもたちも、
「怖いよ〜。」
と言いながら、話を聞いていました。
それにしても、なんて都合のいいことを言う男なんでしょう。
いっそのこと…!!!
と思ったりもしたのですが、意外なものに助けられたのですが、そんな力があったのかと、『しょうぶ湯』の由来を知ることができました。『よもぎ』にも、大きな力があることを、あらためて教えられました。