話題
うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの

うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの (小学館集英社プロダクション)

お子さまの塗ったぬりえが、アニメーションになる!フランス生まれの画期的なぬりえシリーズ!

  • かわいい
  • 盛り上がる

くわずにょうぼう」 ひだまりピッピさんの声

くわずにょうぼう 再話:稲田 和子
絵:赤羽 末吉
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1980年07月
ISBN:9784834007893
評価スコア 4.75
評価ランキング 805
みんなの声 総数 52
  • この絵本のレビューを書く
  • しっとりしっとりおもたいわい

    1人もんの欲張り男がおったら、飯を食わんというおんなが押しかけてきた。初めは喜んでいたけれど、実はその女は鬼婆で…。
    稲田さんの情景描写・心理描写の言葉が素晴らしい本。
    赤羽さんのこどもだからこそ全力で描いた怖い鬼婆の絵が素晴らしい本。
    女が大釜いっぱいの飯をにぎりにする「ぴつっぴつっ」という表現や、男を桶にいれて頭に担いだ鬼婆が言う「しっとりしっとり重たいわい」というセリフ。なんて怖いんでしょう!何てワクワクする事でしょう!

    読んでもらっているこどもらの不安が頂点に達した頃、鬼婆はヨモギと菖蒲のはえた場所にさしかかり「毒があっていけない」とか「刀があっていけない」と言うので、こどもらは鬼婆の弱点をしり、その先の展開に僅かな期待をもつことができます。

    欲張り男の驚きと不安、恐怖はそのままこどもたちのものとなります。草原を飛ぶように走る鬼婆の怖いこと怖いこと!
    まさに鬼の本性を表した絵です。ヨモギの汁が鬼婆を溶かしていきますが、その絵は美しくすらあります。この美しさでこどもは物語の世界から、現実へもどってくる事ができるのでしょうね。赤羽さん…本当に天才です。

    ヨモギは人間にとって毒だしの効果絶大な草だし、菖蒲の葉はまさに刀の形で、魔よけの力があると伝えられています。
    豆まきの頃、この本を読んでやっては保育園にやってくる鬼にヨモギ入りのだんごをぶつける我が園のこどもたちです。

    投稿日:2006/11/05

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「くわずにょうぼう」のみんなの声を見る

「くわずにょうぼう」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

いないいないばあ / ぐりとぐら / きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / はらぺこあおむし / おつきさまこんばんは / じゃあじゃあびりびり / ねないこ だれだ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • おばけずし
    おばけずし
    出版社:金の星社 金の星社の特集ページがあります!
    なんと! おばけも おすしが 大好き!?苅田澄子&柴田ケイコのユーモア絵本


人気作品・注目の新刊をご紹介!絵本ナビプラチナブック

全ページためしよみ
年齢別絵本セット