震災と原発事故が起きてから四カ月が経ちました。
今現在まだ原発の収束はつかず、チェルノブイリ事故以上の事故とも言われています。
これから起こっていくことは、予測もつきませんが、今はただチェルノブイリに学ぶしかないと思っています。
この四カ月で原発・チャルノブイリに関する本を読み続け20冊を超えました。
その中の一冊がこの絵本です。
チェルノブイリで心にも体にも傷を受けた子どもたちによって描かれた絵と文章。
どれも悲痛な心からの叫びが感じられます。
目に見えない放射能の恐怖を妖怪や悪魔として描いた絵もあります。
甲状腺がんを患った子どもたちは首に傷が残り、一生薬を飲み続けなくてはならないのです。
チャルノブイリや福島の悲劇は、そこで使う電気でなく首都圏で使う電気を作るために原発を作り事故に遭ってしまったこと、
その事故で命を落としたり病気にかかるのは、放射線の感受性の高い子どもたちであることです。
私たち大人は子どもたちの命を何とかして守らなくてはなれません。
もう遠くて起きたことだからと目をそむけてはいけない現実なのだと思います。