まずしい仕立て屋が、王様のおふれを見て、国中を困らされいたドラゴンを機転を利かせてやっつけてしまうお話です。
原作はロシアの昔話。
ドラゴン退治に出かけた仕立て屋は、旅の途中でまず、牛のしっぽを拾います。それからカメを拾います。
「拾っていこう、どこで役に立つかわからないものな」と、それらを拾った仕立て屋は、ドラゴンの住んでいる岩山のてっぺんまで昇っていき、ドラゴンをけしかけます。
怒ったドラゴンは、自分がどんなに大きくて、強くて、恐ろしいかを訴えますが、仕立て屋のほうが一枚上手。
牛のしっぽを落として自分の髪の毛だと偽ったり、カメを落として、こんなに大きなシラミを持っているといったりします。
最後にドラゴンは、威勢のよいくしゃみをして脅かそうとしましたが、逆に仕立て屋の落とした大岩に頭を打たれて、その土地を逃げていく。というお話です。
昔話の王道をいくストーリーで、なかなかドジなドラゴンがかわいいです。