『ひとりぼっちじゃ つまんないなあ』
こおろぎは友達が欲しくて探しに行くと、
ひよこに、『家来になれ』と言われしぶしぶついて歩いていく。
次に、ねこと出会い今度は、ひよことこおろぎがねこの家来に・・・・。
次々に小さい生き物が、大きい生き物の家来になって・・・。
何だか〈いじめの絵本〉のような展開だけど、
明るく開放的な雰囲気が漂うのは、
リズミカルな文と、温かく親近感溢れる挿絵の絶妙なコラボによるもの!
「ひとりぼっち」は寂しいけれど、上下関係がないのが《友達》だよ・・・と、
大きなテーマをさりげなく子ども達に伝えてくれます。
『イヤだ!』と言える勇気と、
その勇気を支えて後押しする環境をつくっていきたいですね。