6歳ではゴッホの名前も知らなければ、画家や名画といったものの存在さえ知らないと思いますが…。
大人の私でも恥ずかしながら、知らないことがたくさんあり、大変興味深く読みました。子どもにも十分わかる説明で、自分で耳をそぎ落としたり、最後は自分で命を絶ってしまったこともストレートに書かれていますが、変わり者だと言われることの多いゴッホと言う人物を、いいことばかりでなく、しかし、とても優しく、愛情あふれる口調で語っているところに、大変好感が持てました。
娘は、ゴッホの独特の画風が、自分の身の回りにあるものと全く違うことは理解でき、興味を持っていたようです。これから、また大きくなるたびに、何度でも開いてその年齢の感性で味わってほしいなぁ、と思います。