私が持っている画集に興味を示した息子のために、子ども向けの美術絵本を探して購入したシリーズの1冊です。
ゴッホは日本人にはとても人気がありますよね。
ご他聞にもれず私も大好きで、オランダにあるゴッホ美術館まで実物を見に行ったほどです。
独特の色づかい、タッチの力強さ・・・単純に綺麗とか美しいとかいうのではなく、なにかとても魅かれるものがあるのです。
この絵本では、そんなゴッホの絵の特徴を「うずまき ぐるぐる」として捉えています。糸杉や空にこのうずまきが見られるのは確かにゴッホの絵の特徴ですもんね。
こどもにもゴッホの絵を鑑賞するきっかけをわかりやすく与えてくれています。
最後のページでは、ゴッホの生涯を文章で説明してくれています。悲劇的な最期を迎えるゴッホですが、その辺りも言葉を選びながら子どもにもわかりやすいようにうまく説明されています。
個人的に好きな「夜のカフェテラス」「オヴェールの教会」が載っているのも嬉しいところです。
子どもだけでなく、大人でも楽しめる絵本だと思います。