他のノンタンシリーズより大きくて、存在感のある絵本です。
娘はもう4歳ですが、いまだに病院に行くと待合室でこの本を手に取り「よんで」ともってきます。
読んでいくと、ノンタンが耳を怪我して・・・
ほんとに痛そうな傷!!
ちょっとすりむいた程度でなく、耳が切れてしまってます。
痛がるノンタンをお友達が病院まで運び、
注射のとくいなかんごしさんが「ノンタンの注射はどれかな〜」と
ゆかいに歌ってくれますが、ノンタンは逃げ出してしまいます。
それをお友達が「ノンタン!お耳なおらないよ。注射がんばれ」
と励ましてくれて・・・
「うん!がんばるもん!!」
と決意するノンタンの表情。
なんともけなげで、涙が出そうです(私が…)。
そして、ノンタンたちの友情もすてきです。
病院がきらいな子どもの気持ちを、そのまま受け止めて
応援してくれる絵本です。
ノンタンシリーズすべてにおいてそうですが、
こんな簡潔な絵の中で、
なんて豊かに子どもの表情を描き出すんだろう、と
キヨノサチコさんに脱帽です。
私も、娘も大好きな絵本です。