かんのゆうこさんの素敵な文章と東儀秀樹さんの優しい絵が描き
出す、雅楽器「笙」にまつわる物語です。
聞こえない音が聞ける白うさぎ。ある日鳳凰(ほうおう)と出会いますが、その舞い降りる素晴らしい光の音が他の動物には聞こえないために、ひとりぼっちになってしまいます。それを知った鳳凰は、二度と飛べなくなることを承知で美しい楽器「笙」に姿を変え、それを白うさぎが吹くことで美しい調べを皆にも聞けるようにしたのです。
小さな子向けではありませんが、この絵本を読んだらきっと、「光り降る音」を聞いてみたいと思うでしょう。