この絵本で、初めてロヒンギャの人々の事を知りました。
バングラデシュで生活していた彼らが、どうしてこのような迫害を受けたのでしょうか。
宗教の違いということだけでは、にわかに駆除されるかのごとく扱われた理不尽さに怒りと悲しみしか浮かびません。
しかもの膨大な人数の難民である彼らは無国籍でいるのです。
世界の知らない所で、このような問題は少なくないのでしょうか。
だからといって、自分たちは恵まれていると、簡単に一括りにしてはいけませんが、知り得た情報に無関心であってはいけない気がしました。
世界中の社会のほころびが、地球全体を悪い方向へ向かわせているように思います。