1966年の初版で、今も読み続けられているベストセラー。
累計121万部数にも達しています。
物語は、動物園のかばの親子の一日を描いたもの。
何といっても良いのは、中谷 千代子さんの描くかばの表情とその構図。
決して奇麗な絵ではないのですが、その素朴なタッチがほのぼのとさせてくれます。
見上げたり左を向いたり寝っころがったりと、その絶妙な構図には引き付けるられてしまいました。
かめを散歩させた少年が餌をかばにあげるシーンには、違和感を覚えましたが、絵本だからそれもありかと思います。
案の定、現実的は我家の次男はありえないと発言しておりました。
欧米での翻訳されて好評だというのも頷ける一冊で、文章が平易なので3歳ぐらいから楽しめると思います。