夏目さんが絵を描かれた他の本を読んで、風の香りや湿度までが伝わってきそうな絵のあまりの美しさに、「この人の絵本をもっと読みたい!」と探しました。そして届いたこりすのもぐ・・・・可愛すぎてキュンキュン!
絵は本当に美しいです。画集として持っている価値があると思うくらい。また写実的でいながら、「ぼく、おおきくなったでしょ!」というもぐの誇らしげな表情は適度に人間の表情らしくアレンジされていて、もぐに思わず感情移入してしまいます。
息子はこの本を読んでから、「大きくなったらお姉ちゃんと同じように○○していいよ」というと、「ぼくさっきお弁当たべたから、もうおおきくなったよ!」「こりすのもぐもおおきくなったんだよね!」と言います。
ある意味、大人としては「そんなすぐ大きくなるわけないじゃん!」と、もぐの可愛らしさに対してツッコミを入れて楽しむ本ですが、子どもは素直に「ぼくも、もぐも、ごはん食べたから大きくなったよね!」と思うのですね。