ふたごのこねずみティモシ−とサラの、小型本シリ−ズです。
春のお祭りの季節がやってきました。大通りには屋台が並び、その片隅には、まほうの石を売るまほうつかいの小さな店もありました。子供達の中のひとりウィリ−が、おばあちゃんの足をまほうで治してほしいと頼みますが、実はこのまほうつかい、本物ではなかったのです。
まほうで足を治すことはできませんが、子供達の熱意に負け、車いすが通れるスロ−プを作ることを思いついた、まほうつかいのお姉さん、子供達と力を合わせ、次第に周りの大人たちも巻き込んで立派なスロ−プを完成させてしまいます。
子供達の夢をつぶさないように、心配りをする大人たちの思いやりも心地よく、豪快にビ−ルを飲むまほうつかいのキャラクタ−も魅力的です。
今まで読んできたこのシリ−ズの中でも、特によかったので、はじめて五つ星マ−クをつけさせてもらいました。(かわいらしすぎる絵も、慣れればなかなかです。苦笑。)