血統書つきじゃない老犬のコートニー
子供達が気に入って家で飼うけれど、どんなに尽くしても大人たちはあまりいい顔をしないのです。
コートニーが料理をしたり、赤ちゃんのお世話までするなんて
何とけなげな犬なのでしょう!赤ちゃんの危機まですくうのです。
なのに、大人たちの思いを知ってか、いつの間にか消えてしまう・・
人の本質って何かなと考えさせられました。見た目でもなく家柄でもなく
本当に相手の望んでることをしてくれることが大事なのですよね。
それを子供達は見抜いていたのでしょう。
コートニーのよろっとしたかわいさに、切なくなってしまいました。
読後感がすっきりと言うわけには行きませんが、読んでよかったです。