友達がいない山に住んでいるくまのフーが、自分の誕生日に作ったケーキを半分持って、友達を求め、勇気を出して吊り橋をわたるところから始まります。
ケーキをもらったやぎのクーから、森の友達へ・・・どんどん広がっていく友情と思いやりの心。
「美味しいから誰かに分けてあげたい」
「美味しいものをもらったから、お返しをしたい」
そんな人情味あふれた感情を、ひしひしと感じることができ、人間関係が希薄になっている現代に生きる子供たちに伝えたいことがギュギュっと詰まった絵本だと感じます。
5歳と4歳の子供たちも気に入っていて、毎日のように読んでいます。友達の大事さ、人を思いやる心、伝わっているといいなぁと思います。