ロマンティックでファンタスティックな雪の夜を、お子さんと楽しめる一冊だと思います。
真っ黒な野良ねこが、雪の夜お腹を空かして寝る場所を探しいました。
そこで、出会ったのが、「こんやは すてきな ゆきの よる」とつぶやきうっとり空を見上げる白ねこ。
野良ねこが、「どうして すてきなの?」とたずねると…。
白ねこの言葉に空を見上げると、雪がひとひらひとひら綺麗なものや可愛いものに見えてくる各ページが綺麗です。
この雪は、静かにゆっくりゆっくり落ちてくる優しい降り方をしていて、こんな気分の日にピッタリです。
白いねこと白い花のページには、恋の予感を感じちゃいます。
ラストの、野良ねこの一言が効いています。
春も近いかも。