節分の 読み語りの絵本を探して出会った絵本です。
おそらく一人暮らしのおばぁさん。あるひ空から降ってきた、太鼓を拾いますが、じつは雷オニさんの落し物。
ちょっぴりいたずらココロから、太鼓を隠してしまっておき、ココロ優しいオニと暮らします。
でも、最後はやっぱり返します。
おばあさんは、ず〜っと背中を向けているのが印象的でしたが、後書に理由が書かれていました。
個人的には、おばあさんの背中に、なんとなく、オニのぼうやの優しいココロに触れながら楽しそうに過ごしているおばあさんのウキウキ感が感じられました。でも、どこかうしろめたさもあるんですよね、背中に。
ちょっといたずらしちゃったおばあさんですが、オニのぼうやが一言だって恨みごとを言わなかったのが救いでした。おばあさんの寂しさも十分わかってあげていたのかな?と思うと、素朴な優しさにココロがあたたまるお話でした。