息子が3歳のとき、表紙を見て選びました。
ちょうど初めての歯医者さんの予約を取ったところだったので、
なにかしら意識していたのかな?と読んでみたら・・・大当たり!
押しつけがましいところは一切なく、ユーモアたっぷり。
わにさんと歯医者さんの同じセリフの繰り返しが楽しくて、
息子が全部暗唱してしまうほどお気に入りの本になりました。
虫歯ができたわにさん、治療が怖くてはいしゃさんを見て、どきっ!
同じ場面で歯医者さん、患者がわにと分かり、噛まれないかと、どきっ!
シンプルな同じセリフが、わにさんとはいしゃさん、それぞれの立場で語られ、物語が成り立ってるなんて驚きでしたし、
これがまた絶妙な面白さで、五味太郎さんって改めてすごいと思いました。
ちなみに、歯医者さんの機材や治療の様子もちゃんと分かります。
受診当日、息子は「絵本読んできたから知ってるんだ」なんて威張っちゃって、
思ったよりスムーズに治療ができました。
仕上げ磨きの声かけも「だから、はみがきはみがき」なんて言って
楽しく始めていましたっけ。
この奥深さを堪能するなら確かに5〜6歳からかもしれませんが
2,3歳からでも楽しく読めます。
五味さんの絵本の中でもなかなかのおススメ絵本です。