次男が三歳のころに、お気に入りだった絵本です。
何度も出てくる「ぼく、ちゅん、ちゅん、ちゅんってきり、いえないんです。」という
こすずめのセリフをなぜか気に入り、外ですずめを見かけるたびに、
「ちゅん、ちゅん、ちゅんってきり、いえないんです。」と言っては笑っていました。
それまで、散歩の途中でみかける鳥は、「とり」と大ざっぱにしか見ていなかった次男でしたが、この絵本をきっかけに、すずめ、からす、はとなど、とりにもいろいろいるのだとわかったようでした。
飛べるようになったばかりのこすずめが、いろいろな鳥に出会い、こころぼそくなったときにお母さんが探し当ててくれるという、安心できる最後です。お母さんすずめの登場でそれまでの緊張感がほっと解けるところがとてもいいです。